東北福祉大・中根ノーヒッターあと2人で快挙逃がす

[ 2011年11月24日 06:00 ]

<東北福祉大・桐蔭横浜大>9回1死までノーヒットに抑えた東北福祉大・中根

第42回明治神宮野球大会大学の部1回戦 東北福祉大4―3桐蔭横浜大

(11月23日 神宮)
 第42回明治神宮野球大会が開幕し、高校の部2試合、大学の部3試合が行われた。2年ぶり24度目の出場の東北福祉大は、今ドラフトでヤクルトから5位指名された中根佑二投手(4年)が9回1死まで無安打に抑える快投。同点に追いつかれたが、延長13回の末4―3で桐蔭横浜大を下した。愛知学院大、九州共立大、高校の部では鳥取城北、愛工大名電が準々決勝に進出した。

 東北福祉大はタイブレーク方式の延長13回2死満塁から真砂の三塁内野安打で辛くもサヨナラ勝ち。9回1死まで無安打投球を続けながら、勝利投手になれなかった先発の中根もベンチでホッとした表情を見せた。「無安打は6、7回ぐらいから意識していました。低めに集めて打たせようと思った」。9回1死から代打・佐々木に中前打を許して大会史上4人目の快記録を逃した。その後、3暴投で1点を失い同点に追いつかれて降板したとあって、初戦突破にも「少し力んでしまいました」と反省しきりだった。

 今ドラフトでヤクルトから5位指名を受けた。来年から本拠地となる神宮球場のマウンドでの快投にも「今はそのこと(プロ)は何も考えてないです。とにかくみんなで勝ちたい」と中根は初の優勝を見据えた。

 ▼ヤクルト・八重樫幸雄スカウト 今まで見た中ではいい方。だけどもっといい球を持っている。次の試合に期待。

 ▼桐蔭横浜大・斉藤博久監督 点差以上に力の差を感じました。この1点は大きな差だと思います。

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2011年11月24日のニュース