西武 中島に注目のメジャー 争奪戦激しい遊撃手が背景に

[ 2011年11月16日 07:34 ]

シーズン中にダルビッシュ(左)と笑顔で話す中島。来季はメジャーのスタジアムでこの光景が見られる?

 ブルワーズがポスティング・システム(入札制度)による大リーグ移籍を目指す西武・中島裕之内野手(29)に対し、入札を検討していることが14日(日本時間15日)、分かった。

 ブ軍は今季の正遊撃手・ベタンコートの契約延長権を破棄。メルビンGMは市場の目玉である、メッツFAのレイエスの代理人と電話会談を行い、この日はカージナルスFAのファーカルの代理人と昼食を取りながら会談した。

 ただ、両選手とも激しい争奪戦となっており、獲得の保証はない。そこで目を付けたのが中島だ。ブ軍関係者は「パンチ力もあり、右方向へも強い打球が打てる」と高く評価している。

 ある代理人は「今年は遊撃手を必要としている球団が10以上あり、市場の動きは早い。目玉選手は(12月上旬の)ウインターミーティング前に決まるだろう」としている。

 レイエスらの獲得競争に敗れた球団は中島獲得へ動く可能性が高い。09年のWBCから密着マークを続けているジャイアンツが既に入札する方針。オリオールズも遊撃に今季30本塁打のハーディがいるものの、故障が多くフル出場が見込めないことから入札参加が有力だ。

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2011年11月16日のニュース