オフ=休みじゃない!栗山監督「20年のスパンで」

[ 2011年11月16日 06:00 ]

秋季練習を終え栗山監督(右)は、ナインに締めのあいさつ

 日本ハムは15日、千葉・鎌ケ谷での秋季練習を打ち上げ、栗山新監督が最後にナインに訓示をした。全練習を終えると、本塁ベース付近に立ち、整列した選手に向けて「オフはオフではなく、自分の好きな練習ができるとき。1年ではなく20年のスパンで考えたら、この2カ月間に何が必要か分かるはずだ」と力説した。

 指揮官が思い描いているのは、今季にメジャー通算3000安打を達成したヤンキースのジータの姿だ。「引退すればいつでもオフはある」が口癖のジーターは、昨夏に春季キャンプ地であるフロリダ州タンパ近郊に770万ドル(約5億9290万円)をかけて新居を建てた。「ジーターはキャンプ前からその家でバットを振り続けていた。結果を残している選手はみんなそういう考え方」と栗山監督。「オフ=休み」ではなく、自らを高め来春のキャンプインを迎えることを求めた。

 新指揮官からの宿題。斎藤も「1年間というふうに考えると休んでしまいがち。オフを意味もあるものにしたい」と気を引き締めていた。

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2011年11月16日のニュース