原監督は2年契約 “騒動”発端の岡崎ヘッドは留任 

[ 2011年11月15日 19:19 ]

 プロ野球巨人の内部対立の原因となっている来季のヘッドコーチ人事で、岡崎郁コーチ(50)が留任することが15日、決まった。桃井恒和オーナー兼球団社長(64)が明らかにした。続投を要請していた原辰徳監督(53)の来季からの2年契約にも合意した。

 桃井オーナーは現場の混乱を抑えるためにこの日、宮崎市で行われている秋季キャンプを訪れて原監督、岡崎コーチと会談。同オーナーは1軍コーチ陣について「(23日予定の)ファン感謝イベントのころになるけど、契約します」と明言した。

 巨人の来季ヘッドコーチをめぐっては、留任が内定していたはずの岡崎コーチについて、渡辺恒雄球団会長(85)が江川卓氏(56)を後任候補として強く推し、不当に覆したとして、清武英利球団代表(61)が内部告発。両者が相手を批判する声明を出す事態に発展している。

 桃井オーナーは、2年契約で合意した原監督については「3年連続で優勝を逃しては駄目だ」と話し、来季の巻き返しを求めた。

 原監督は2002、03年と指揮を執り、06年に復帰。07年からリーグを3連覇した。今季は2年連続の3位に終わり、クライマックスシリーズ(CS)ではファーストステージで敗退した。

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2011年11月15日のニュース