被災地で野球教室開催へ リプケン氏「子どもに笑顔を」

[ 2011年11月9日 11:26 ]

記者会見する元大リーガーのカル・リプケン氏(左)と衣笠祥雄氏

 東日本大震災の復興支援のために来日している米大リーグ最多の連続試合出場記録「2632」を誇るカル・リプケン氏が9日、東京都内で記者会見し「子どもに笑顔を与えられるのが野球。それが達成できればうれしい」と語った。

 リプケン氏は津波で大きな被害を受けた岩手県大船渡市などで野球教室を開く。被害の状況はテレビで見ており「一人の人間として忘れられない記憶。日本人の強さに感銘を受けている」と口にした。

 会見には日本プロ野球で歴代1位の2215試合連続出場の記録を持つ衣笠祥雄氏も出席。大船渡市での野球教室に参加する同氏は「映像では伝わらない空気やにおいを、まずはクリアな気持ちで受け止めてほしい」と話した。リプケン氏は「(被害の状況について)多少の感触は得ているが、被災地を訪問すれば、もっと分かると思う」とコメントした。

続きを表示

2011年11月9日のニュース