福岡に愛着も…夏に心境変化 杉内「新しいところで挑戦したい」

[ 2011年11月9日 10:06 ]

今年5月の巨人との交流戦で、阿部(左)にあいさつする杉内

 ソフトバンクの杉内俊哉投手(31)が、国内フリーエージェント(FA)権を行使する意思を固めたことが8日、分かった。12日から中日と激突する日本シリーズ終了後に正式表明する。

 杉内は残留交渉の席に着くものの、「他球団が自分をどう評価しているのか聞いてみたい気持ちがある」と移籍を視野に入れている。生まれ育った福岡への愛着は強いが、その一方で今夏には親しい関係者に「新しいところで挑戦したい、という気持ちがないこともない」と心境の変化を漏らしていたという。

 7月9日のロッテ戦(ヤフードーム)で当時の左腕史上最速となる215試合での通算100勝を達成したことも一つの区切りとなった。チームへの貢献度を考え、単年契約を経て来オフの権利行使も検討していたが、新天地で勝負したいとの気持ちは強く、移籍の道を選ぶ可能性は高い。

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