松中「ルール知らなかった」フライングに照れ笑い

＜ソ・西＞１２回表の西武の攻撃が終了、松中（右端）が真っ先にベンチを飛び出す

パＣＳファイナルＳ第３戦 ソフトバンク２－１西武

（11月5日 ヤフーＤ）
　ソフトバンクの松中が延長１２回表終了で日本シリーズ進出が決まると、両手を突き上げながらグラウンドへ飛び出した。

　まだ１―１の同点で１２回裏の攻撃を残していたため、ベンチに慌てて呼び戻され、「ルールを知らなかった。あんまりうれしかったので」とフライングに照れ笑い。この日は同点の１０回２死二塁のサヨナラ機に代打で出場したが左飛に倒れた。２度目の「出番」も不発だったが「勝って終わって呪縛が解けて良かった」と喜びをかみしめた。

　≪１２回表で決着していた≫パ・リーグのアグリーメントでは、ＣＳファイナルＳで引き分け試合があって勝利数が同じとなった場合は、上位球団が勝ち上がるとしている。サヨナラ勝ちしたソフトバンクはアドバンテージの１勝も含めて４勝としたが、１２回表が終了して西武の勝ちがなくなった時点で引き分け以上が決定。残り３試合に負けても西武と勝利数が同数以上となるため、この時点で日本シリーズ進出は決まっていた。