あと1人 あと1球だった涌井 粘りの投球見せたが…

[ 2011年11月5日 16:13 ]

10回、同点二塁打を浴び、降板する西武・涌井。左は小野投手コーチ

パ・リーグCS2ファイナルステージ第3戦 西武1―2ソフトバンク

(11月5日 ヤフーD)
 延長戦に入り味方が待望の1点を入れ、あと1人、あと1球というところで、長谷川に右中間を破られ、同点にされた涌井。悔やみきれない1球に交代を告げられると、うつむいたまま、ベンチに戻り、しばらく顔が上げられなかった。

 5回までソフトバンク打線を無安打に抑える好投。終盤は再三、得点圏に走者を背負いながらも、粘り強い投球でしのいだ。

 西武の石井丈裕投手コーチは「コントロールもいい、キレもいい」と絶賛。同コーチは「気持ちが空回りしないかどうか心配だったが、本来の投球をみせている」と涌井の右腕にすべてを託したが、ソフトバンクのCS制覇に臨む気迫を抑え切ることはできなかった。

続きを表示

2011年11月5日のニュース