青木、執念V打!連勝で五分に「流れはきてる」

[ 2011年11月4日 21:57 ]

<中・ヤ>5回1死二塁、青木が右前に勝ち越し打を放つ

セ・リーグCSファイナルS第3戦 ヤクルト2-1中日

(11月4日 ナゴヤD)
 ヤクルトが2連勝で、1勝のアドバンテージを持つ中日との対戦成績を五分とした。この日、小川監督は、第2戦で先発から外した畠山を4番に復帰させた。「サプライズはもうない。出し尽くしました。サプライズをやるような時期じゃない」。そんな覚悟を決めた打線が2点をもぎとり、接戦をものにした。

 4番に畠山が戻り、2戦連続で1番に新人の山田を起用、そして青木を3番にするオーダーが“的中”した。1―1の五回。先頭の山田が粘って選んだ四球を足掛かりに青木が勝ち越し打。「ランナーを還すことしか頭になかった。(点を)取られた後だったんで、何とか、と思っていた。よかったです」と青木。悔しさがあった。レギュラーシーズンの10月、中日との4連戦で悪夢の4連敗を喫し、リーグVをさらわれた。「このクライマックスシリーズで借りを返すとみんな思ってる」。そう言葉に力を込めた。

 これで中日のアドバンテージを消し、2勝2敗の五分に持ち込んだ。「流れはきてると思うが、まだ2個勝たなきゃいけない。気を引き締めてやっていきたい。とりあえずあした(5日)の試合、気持ち入れて頑張ります」。青木らヤクルトナインの“リベンジ”は、ここから始まる。

 ▽ヤクルト・小川監督 あれだけ四球を出して、よく1点で済んだ。結果オーライでも何でも勝たないといけない。(勝敗が)タイになろうが何しようが、毎試合勝ちにいく。一生懸命やるだけ。

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2011年11月4日のニュース