雄星が“第5の男” 下克上Vへ先発ローテ候補に浮上

[ 2011年11月1日 06:00 ]

福岡入りしバスに乗り込む菊池

 西武・菊池が「第5の男」に浮上した。CSファーストSを連勝で突破。札幌から空路、福岡入りした渡辺監督は、3日からのソフトバンクとのファイナルS(ヤフードーム)でのローテーションについて「(6連戦で)先発は5人が必要。固有名詞を出してほしいの?」と不敵な笑みを漏らした。その5人目、7日の第5戦(同)には2年目の菊池が先発する可能性が高まった。

 先発ローテーションは帆足、岸、涌井、西口まで確定。5人目の候補は石井一、菊池だった。しかし石井一は30日のCSファーストS、日本ハム戦(札幌ドーム)の8回無死一、三塁で救援登板。打者3人を完璧に抑える仕事ぶりを見せた。「一久は右でも左でも三振が取れる。あそこは外せない」と渡辺監督。ベテラン左腕は今後もセットアッパー役として待機させ、若獅子に先発を任せたい考えだ。

 2年目の菊池は今季、先発で4勝をマーク。CS前には「チームの力になれるようにしたいです」と大舞台への意気込みを口にしていた。ヤフードームのマウンドも、9月15日の対戦で経験していることもプラス材料だ。チームは今季、ソフトバンクに5勝15敗4分け。それでも指揮官は「その時の状態で違う。向こうの方がプレッシャーはかかる。こちらは失うものはない」。昨年は優勝マジック4からの大失速でソフトバンクに優勝をさらわれた。渡辺監督は「去年のスローガンだった“逆襲の獅子”。2年越しのリベンジだね」と決戦に目を向けた。

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2011年11月1日のニュース