監督退任発表から失速…稲葉「後半戦の戦いが最後まで」

[ 2011年10月30日 20:04 ]

ファーストステージで敗退し、セレモニーでスタンドに手を振る日本ハム・梨田監督

パ・リーグCS第1ステージ第2戦 日本ハム1-8西武

(10月30日 札幌D)
 日本ハムは2連敗でファーストステージ敗退。主将の稲葉は「後半戦の戦いが最後まで出てしまった」と連敗に終わった短期決戦を振り返った。終盤に快進撃でCS出場を勝ち取った西武に対し、日本ハムは9月15日の試合前に梨田監督の退任が発表されて以降、その翌日から9連敗。勢いの差がそのまま出てしまった。

 1―1の8回2死一、二塁。田中が中村の鋭いライナーをグラブの先っぽで捕球し損ねた。この失策で決勝点を奪われるなど、流れをどうしても物にできない。田中は「足を引っ張ってしまって悔しい」とうなだれた。梨田監督は、指揮官として大切にしていたことを問われると「(チームの)気持ちを一つにもっていくこと」と話した。だが、皮肉なことにそういう監督の退任の発表で、それがうまくいかなくなってしまった。それでも試合後、今季限りで退任する指揮官に本拠地のファンから温かい声援と拍手が送られた。

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2011年10月30日のニュース