上原「来年は出たい」 登録外の悔しさ必ず晴らす

[ 2011年10月30日 06:00 ]

カージナルス戦の9回、ベンチからさえない表情でモット(30)を見詰めるレンジャーズ・上原(右下)

ワールドシリーズ第7戦 レンジャーズ2―6カージナルス

(10月28日 セントルイス)
 レンジャーズの世界一の夢は2年連続で断たれた。決戦を前に「王者と王者の戦いだ。どちらが強いか決めよう」とナインを鼓舞したロン・ワシントン監督は「まずはカージナルスを祝福したい。選手にはトロフィーはないが、われわれも王者にふさわしいと話した。誇りに思う」と語った。

 昨年はジャイアンツ相手に1勝4敗と力を発揮できなかった。しかし、今年は第6戦で頂点に「あと1球」と手の届くところまで来た。初回に先制の適時二塁打を放った主砲ハミルトンは「昨年よりは、チームは成長した。来年、もう一度挑戦する」と雪辱を誓った。

 ワールドシリーズで登録を外れた上原は「みんな悔しい思いをしていると思う。来年は応援する側ではなく、出る側で来たい」と唇をかんだ。7月末にオリオールズから移籍。メジャー3年目で最多の65試合に登板し、来季の契約自動延長となる55試合登板をクリアした。しかし、初のポストシーズンは登板した3試合全てで被弾。「途中からは苦しい3カ月だった」。この悔しさは来季にぶつけるしかない。

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2011年10月30日のニュース