村中 プロ初救援登板で期待に応える

[ 2011年10月29日 23:31 ]

2番手で登板し好投、勝利投手となったヤクルト・村中

セ・リーグCSファーストステージ第1戦 ヤクルト3―2巨人

(10月29日 神宮)
 ヤクルトの村中が、プロ初の救援登板で期待に応えた。館山の後を受けマウンドに上がった6回、先頭の小笠原に中前打を許して以降は、9回2死にソロ本塁打を浴びるまで完璧に抑えた。

 6年目の今季は故障続きで4勝と期待を裏切った。シーズン終盤のある日、温厚な小川監督が強い口調で村中に伝えた。「オフにチェンジアップを覚えてフォークが落ちなくなっていた。持ち味を消すな」。この日は速球とフォークボールがほとんど。「シーズンの最後のころより自信が持てるようになった」と村中に笑顔が戻った。「楽をするのは年を取ってからでいい」と村中の好投に目を細めた小川監督は「あした全力で勝ちにいく」と力を込めた。

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2011年10月29日のニュース