原監督「最善策」も…沢村交代が裏目に出た巨人

[ 2011年10月29日 22:46 ]

5回ヤクルト2死一、二塁、代打藤本が中前に同点打を放つ。投手沢村
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セ・リーグCSファーストステージ第1戦 巨人2-3ヤクルト

(10月29日 神宮)
 1―1の6回2死二塁。巨人ベンチは好投の沢村に代打を送った。だが、矢野は二飛で無得点。その直後に救援陣が勝ち越しを許した。

 沢村は4回までは二塁さえ踏ませない快投。5回に同点とされたが、73球で5回1失点。原監督も「堂々たる投球」とたたえる内容だっただけに、悔やまれる。

 沢村は今季、中日戦で1安打完封するなど、防御率1・91と相性がいい。ファイナルステージに進めば、第1戦を含む2試合で先発させたいだけに、早めの降板となった。後ろ髪を引かれながらの交代に、川口投手コーチは「そこはなあ…。引っ張りたかったというのはある」と悔しさを隠しきれない。原監督が「この状況での最善策」と振り返った継投策。賭けは実らず、追い詰められた。

 ▽沢村(5回1失点)「自分の力が足りなかった。勝たなきゃ意味がないし、前に進めない」

 ▽長野(2度の好機で凡退)「あそこで打てないと、こういう展開になってしまう」

 ▽小笠原(2安打)「個人的には悪くないと思う。切り替えて頑張るしかない」

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2011年10月29日のニュース