藤岡 ロッテにうれし涙 縦じまユニも「うれしい」

[ 2011年10月28日 06:00 ]

ロッテから1位指名を受けた藤岡はうれし涙

プロ野球ドラフト会議 supported by TOSHIBA ロッテ1位指名・藤岡貴裕(東洋大)

(10月27日)
 無数のフラッシュに照らされた藤岡の顔が紅潮した。3球団競合の末にロッテが交渉権を獲得。大学No・1左腕が安どの息を吐く。会見場のテレビモニターに喜ぶ西村監督の様子が映し出されると下を向いて目頭を押さえ、何度も涙を拭った。

 「泣かないだろうと思っていたけど…。うれし涙です。最初に(1位指名を)言ってくれた球団なので、うれしかった」

 涙はすぐに笑みに変わった。東洋大OBのロッテ・山下徳人スカウトから西村監督の「共に頑張ろう!」とメッセージ入りのサインを受け取ると、ロッテの帽子、ユニホームも身にまとってまるで入団会見。12球団OKの姿勢だったが、早くから密着マークを続け、今年6月10日には1位指名を正式表明していたロッテは意中の球団だった。

 「高校(桐生一)以来、久しぶりの縦じまユニホーム。うれしかった」。早くも気持ちはロッテの一員で、チームメートとなる同じ左腕の成瀬、同い年の唐川を目標に挙げた。同じ「BIG3」の一人、菅野の胸中を思いやりつつも「菅野と投げ合いたい」とプロのマウンドに思いをはせていた。

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