和田監督誕生へ 南球団社長が就任要請、支障なし

[ 2011年10月24日 22:27 ]

 プロ野球阪神は和田豊打撃コーチ(49)に次期監督の就任を要請していたことが24日、分かった。南信男球団社長が22日からの広島遠征中に要請した。関係者の話を総合すると、同コーチは監督就任に支障はなく、要請を終えた現時点で事実上の新監督が決まった。28日にも就任記者会見を行う。

 阪神は今季、優勝候補に挙げられながら4位と低迷し、真弓明信監督の続投方針から一転、クライマックスシリーズ進出が消滅した今月16日に同監督の辞任を発表。後任は、外部招聘なら今季限りでの退任が決まっている日本ハムの梨田昌孝監督が最有力となっていたが、調査を進めた結果断念し、和田コーチの内部昇格に一本化した。

 和田コーチは千葉県出身。日大から1985年にドラフト3位で阪神に入団し、好守好打の内野手として活躍した。コーチ兼任となった2001年限りで現役を引退し、02年からはコーチ専任。プロ入り後は阪神一筋でユニホームを着続けている。

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2011年10月24日のニュース