マエケン残念!リーグ記録にあと1も…監督気付かず代打で降板

[ 2011年10月20日 22:08 ]

7回を投げ、15奪三振と好投した広島・前田健

セ・リーグ 広島2-1中日

(10月20日 マツダ)
 7回を投げた広島の前田健は、自己最多の15三振を奪って今季の奪三振を188に伸ばし、阪神の能見を抜いてリーグトップに立った。

 序盤から圧巻の奪三振ショーだった。初回に先頭の谷に左中間二塁打を許したが、大島、堂上剛を連続空振り三振。2回にも2三振を奪うと、3回には3者連続三振を奪った。4回、平田からこの日8個目となる空振り三振を奪い、リーグトップの阪神・能見に並ぶ181奪三振となった。

 その後も順調に三振を積み重ね7回まで投げ、無四球で毎回奪三振。「全員狙って取りにいった。(能見に)プレッシャーを与えられたと思う」と快投を振り返った。

 リーグタイ記録まであと1個だったが、野村監督が気付かず、7回の1死一、二塁の場面で代打が送られて降板した。今季最終戦の25日ヤクルト戦に、能見の奪三振数次第では中4日登板するためと見られるが、試合後に記録について知らされた右腕は「もったいなかった。試合中に誰か言ってくれれば」と苦笑いしていた。

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2011年10月20日のニュース