オリ外れ1位候補に歳内 東洋大・藤岡本命も高評価

[ 2011年10月20日 06:00 ]

オリックスの外れ1位候補に浮上した歳内

 27日のドラフト会議で、オリックスが外れ1位候補として聖光学院(福島)の歳内(さいうち)宏明投手(18)をリストアップしたことが19日、分かった。歳内は最速145キロの直球に、鋭く落ちるスプリットが武器の右の本格派。今夏甲子園では2回戦敗退したものの、2試合で計30三振を奪った。

 今ドラフトでオリックスは、即戦力投手が補強ポイント。1位指名候補として東洋大・藤岡貴裕投手(22)の名前を挙げているが、ロッテをはじめ複数球団の指名が重複するのは確実な状況だ。仮に抽選で外れた場合に備えて、将来的なエース候補として球団関係者が「マウンド度胸があり、外れ1位で消える可能性もある」と高く評価している地元・兵庫県出身の歳内の名前が浮上した。

 「12球団OK」の姿勢を表明している歳内については、日本ハムも2位以内の指名を検討。阪神など各球団も上位候補にリストアップしている。オリックスは他球団の動向を見極めながら「みちのくのドクターK」獲りを目指す。

 ◆歳内 宏明(さいうち・ひろあき)1993年(平5)7月19日、兵庫県尼崎市生まれの18歳。小園小3年から野球を始め、楽天・田中らを輩出した宝塚ボーイズでは主将。聖光学院2年夏の甲子園からエース。球種はスプリット、カーブ、スライダー、シンカー、チェンジアップ。最速145キロ。家族は両親、妹、弟。1メートル82、82キロ。右投げ右打ち。

続きを表示

2011年10月20日のニュース