不確定要素残る横浜売却 “重荷”を下ろすTBS DeNAに反発の球団も

[ 2011年10月19日 10:57 ]

 TBSHDが球団の売却へ、DeNAと大筋で合意に至った。昨年は住生活グループとの交渉が大詰めで決裂し、やむなく今季も継続保有したが、ついに“重荷”を下ろすことになりそうだ。

 毎年約20億円の赤字を補てんする球団運営に、視聴率低下や広告市況の冷え込みが重なり、TBSHDの今年3月の決算短信には「(球団が)当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性がある」との記述がある。長く低迷を続ける横浜球団の保有は、限界に近づいていた。

 ただ、近年目覚ましい成長を遂げているDeNAに対しては、今後の安定性を疑問視する向きもあり、一部の球団が強く反発しているとの情報もある。12球団によるオーナー会議での承認がなければ譲渡は成立しないため、まだ不確定要素は残されている。

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2011年10月19日のニュース