高いプロ意識 落合監督 敵将もベテラン記録員も驚嘆

[ 2011年10月19日 06:55 ]

中日2年連続9度目優勝

 中日・落合監督について、周囲がそろって口にするのは高いプロ意識だ。最後まで優勝を争った小川監督は「去年、ウチの選手が投球を当てられた後に“ちゃんとよけ方を教えてやって”と言われた。落合さんなりの気遣いだと思った。退任が決まり、残念ですねと声を掛けたら“そういう世界よ”と淡々としていた」と話した。

 また昨春のオープン戦。試合序盤の打球で、公式記録員が安打とするか失策とするかで悩んだ末に安打と判定すると、すかさず落合監督が記録員室にやってきた。

 「見解を聞かせてくれ。あれはエラーだろ」と語り始め、試合中盤まで野球論を戦わせたという。ベテラン記録員は、その見識の高さに感嘆し、「あらためてプロの野球人とはどうあるべきか思い知らされた」と今でも忘れられない思い出だという。

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2011年10月19日のニュース