吉見“３冠”投球でＭ２「一日でも早く決めたい」

17勝目を挙げた中日・吉見

セ・リーグ 中日２－０ヤクルト

（10月13日 ナゴヤＤ）
　最後の打者を打ち取ると、吉見は右腕を高々と突き上げた。ヤクルト打線をわずか３安打に抑え、今季３度目の完封。リーグトップに並ぶ１７勝目を挙げ、防御率１・６７、勝率・８５０とともに、リーグ投手部門３冠を視界に入れた。

　「すごくうれしい、きょうは絶対に１人で（最後まで）行こうと思っていた。先取点を取ってくれたし、流れはこっちにあったのでプレッシャーは感じなかった」。

　これでリーグ優勝へのマジックは「２」。３冠獲りには「それはあまり意識せず…でも（巨人）内海さんに負けないように」とほほえんだエースは「まずは優勝に向けて頑張っていきたい。一日でも早く決めたいと思います」と声に力を込めた。