続投路線一転 真弓監督 CS逃せば解任

[ 2011年10月13日 06:45 ]

解任の可能性が出てきた阪神・真弓監督(右)

 阪神はクライマックスシリーズ(CS)進出を逃した場合、真弓明信監督(58)を解任する方針を固めた。

 坂井信也オーナー(63=電鉄本社会長)、南信男球団社長(56)ら球団首脳が12日までに確認した。今季が2年契約1年目の真弓監督は来季も指揮を執ることが既定路線だったが、12日の巨人戦(東京ドーム)に敗れたことで自力でのCS進出が消滅。続投は極めて厳しい状況となった。

 真弓監督について「解任もやむなし」と内部で合意した球団では、先に「CS進出なら既定方針通り続投」との考え方も確認していた。

 だが12日に3位を争う巨人との直接対決に敗れたことで、チームの自力CS進出の可能性が消滅した。巨人が残り4試合に全勝すれば、阪神は残り11試合に全勝しても勝率で上回れない。

 真弓監督は試合後の会見で「いやいや。まだまだ」と気丈に話したものの、巨人が2勝2敗でも阪神は10勝1敗のハイペースが必要。数字の上では指揮官の留任・続投の可能性は限りなく厳しい。球団首脳は今後、CS進出の可能性が完全に消えた時点で、あらためて解任を決断するとみられる。

続きを表示

この記事のフォト

2011年10月13日のニュース