おかわり47号で乗った!西武、3位オリに1差接近

[ 2011年10月13日 06:00 ]

<西・ロ>1回1死一塁、中村は左越えに2ランを放ち出迎えを受ける

パ・リーグ 西武11-3ロッテ

(10月12日 西武D)
 西武が完敗から一夜で立ち直った。15安打11得点と猛打サク裂。渡辺監督は「きのうは完璧にやられたので、いい形で勝てればいいなと思っていた。一番打点が稼げるところに回った。効果的に得点できた」と大きく息を吐き出した。

 11日の日本ハム戦(札幌ドーム)ではダルビッシュ相手に15三振を奪われ、散発3安打で零敗。そのダルビッシュから3三振を喫していた中村が、「そんなの気にしていたら打てないので」と初回に豪快な一発でチームを乗せた。中島の適時打で1―1に追いつき、なお1死一塁で小林の内角直球を完璧に捉えた。高々と弧を描いた打球は長い滞空時間を経て左翼席に飛び込んだ。09年にマークした自己最多本塁打にあと1本に迫る47号2ラン。「内角を狙っていたわけではないけど、うまく打てた」と自賛した。

 中村はその後は3打席連続四球で歩かされたが、その後ろに座るフェルナンデスが3安打3打点。6番・浅村は試合を決める3ランを放った。今季チーム100本目となる本塁打をバックスクリーン左に運び、3年目の若き獅子は「若い選手が何とかしようという気持ち。(CS争いの)重圧は感じない」と胸を張った。

 3位オリックスに1ゲーム差と再接近し、残り4試合。中村は「ウチは4位。負けたら終わりのトーナメントのつもりでやっていきたい」と一戦必勝を誓った。

 ≪勝敗並べば西武が上位≫4位西武が、3位オリックスと1ゲーム差に接近。両チームが最終勝敗で並ぶ可能性があるが、パ・リーグでは順位決定についてまず「当該球団間の対戦勝率が高い順」とある。勝敗が並んだ場合は直接対決を15勝9敗と勝ち越している西武が上位となる。

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