ノリ 来季も横浜で現役続行へ…若手への指導力評価

[ 2011年10月12日 06:00 ]

 横浜の中村紀洋内野手(38)が、プロ21年目となる来季も横浜で現役を続行することが11日、分かった。球団幹部が「現場から来春のキャンプを経れば実力が戻るとの報告があった。若手への指導力も現場は十分に評価しているようだ」と説明した。

 近鉄、ドジャースなどで長距離砲として一時代を築いた中村は、昨年10月に楽天から戦力外通告を受けた。獲得を希望する球団がなく越年。兵庫県西宮市内で1人で練習を続けていたが、横浜の加地隆雄球団社長のラブコールを受けて5月23日に1年契約、年俸500万円プラス出来高払いで入団。プロ20年目の今季はここまで59試合に出場し、打率・215、1本塁打、14打点。成績は物足りないが、かつて自ら「ノリブランド」と形容した自負心を捨てて「拾ってくれた横浜に感謝している」と早出特打ちを繰り返す姿に、首脳陣も高い評価を下していた。

 横浜は9日に、大家友和投手(35)ら計7人の戦力外選手を発表。チームは4年連続最下位が確定し、筒香、荒波らを主力とした若手中心のチームへの変革を目指しているが、その中にあってもベテラン中村の存在が必要と判断された。

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2011年10月12日のニュース