巨人、冷たい秋風…連敗で今季Vの可能性が消滅

[ 2011年10月10日 21:54 ]

<巨・神>6回途中、降板する巨人・西村(左)

セ・リーグ 巨人3-6阪神

(10月10日 東京D)
 本拠地・東京ドームがため息に包まれた。阪神に敗れて痛恨の連敗。首位・中日との差は6・5ゲーム差と広がった。残り試合は6試合。原巨人の逆転Vの可能性は完全に消滅した。原監督は「こういう試合をやっていると、こういう結果になるな」と深いため息を交えて振り返った。

 先手は取った。5回、ここまで無安打投球を見せていた先発・西村が自らのバットで均衡を破る。1死一、三塁からスクイズを決めて先制点をもぎとった。

 だが、西村は6回2死二塁から鳥谷に同点の適時打を浴びると、続く新井にも痛打を浴びて逆転を許した。代わったリリーフ陣も阪神打線を抑えられず、6、7、8回の3イニングで6失点。8回に打線が反撃し2点を返したものの、届かなかった。

 4位・阪神に逆転負けを喫し、2ゲーム差まで詰め寄られた。阪神の残り試合は巨人より7試合多い13。原監督は「(優勝の可能性が消滅しても)全力で戦うことは全く変わらない」としながらも巨人にCS進出“危機”のムードさえ漂ってきた。

 ▽阿部(リーグ優勝の可能性が消え)「クライマックスシリーズ(CS)に出られるように一戦一戦やるだけ」

 ▽ラミレス(優勝がなくなり)「下を向くのではなく、上を向いてCS優勝を目指していく」

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