三重殺のおまけ付き 明大4季ぶり34度目Vに前進

[ 2011年10月10日 06:00 ]

東京六大学野球第5週最終日 明大7―0立大

(10月9日 神宮)
 2回戦2試合が行われ、明大は22年ぶり11度目の三重殺を完成させるなど、立大に7―0で快勝して連勝した。これで勝ち点を4に伸ばして首位をキープ。22日からの東大戦で勝ち点を奪えば完全優勝で4季ぶり34度目の優勝が決まる。第1試合では、法大の1年生左腕・石田健大投手が、東大戦で6回5安打無失点と好投し、今季3度目の登板で3勝目を挙げた。

 大きな勝ち点1を積み上げた。最下位の東大戦を残してここまで全カードで勝ち点を奪った。善波達也監督も「ここにきて連勝できたのは大きい」と充実感をにじませた。2回無死一、二塁では、難波が犠打の小飛球を捕球すると見せかけてワンバウンド捕球し、三塁、二塁、一塁へと転送して三重殺が完成。22年ぶりのビッグプレーで勢いをつけると、7点リードの9回1死からは昨年センバツで日大三を準優勝に導いた山崎がリーグ戦初登板。センバツ決勝で対戦した我如古(興南)らから2三振を奪って試合を締めた。デビュー戦で自己最速を4キロ更新する145キロを計測した1年生左腕は「点差もあったので楽な気持ちで投げられた」と笑顔で振り返った。4季ぶりの優勝へ大きく前進。それでも善波監督は「気が緩んでる場合ではない」と引き締めていた。

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2011年10月10日のニュース