WBC交渉で島田議長が渡米 12球団の姿勢を伝達へ

[ 2011年10月7日 19:10 ]

 2013年開催のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の参加問題で、プロ野球のオーナー会議の議長を務める楽天の島田亨オーナーらが今月中旬に渡米し、主催者との交渉に臨むことが7日の臨時オーナー会議で決まった。日本プロ野球選手会との意見調整は進んでいないが、12球団としては参加へ前向きな姿勢を伝えるとみられる。具体的な日時は詰めているという。

 日本野球機構(NPB)と12球団は参加条件の改善を目的にスポンサー料などの権利を強く求めてきたが、各球団からは不参加の事態を懸念する声が出ていた。回答期限の9月30日以降も主催者が日本の参加を受け付ける考えを示したことを受け、停滞する協議の打開のため、交渉団団長の島田オーナーが出向くことになった。ある球団の首脳は「(参加へ)だいぶ積極的になってきている」と話した。

 選手会は権利が確保できなければ参加しない方針を打ち出している。島田オーナーは「選手会の意向を確認することが必要だ。尊重して進めていきたい」と話した。

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2011年10月7日のニュース