落合竜奪首!会見2秒「言うことなし いい仕事してる」

[ 2011年10月7日 06:00 ]

<中・広>笑顔でコーチ陣と握手する落合監督(中央)

セ・リーグ 中日5-3広島

(10月6日 ナゴヤD)
 ついに首位の座を奪った。セ・リーグは6日、中日が5―3で広島に勝ち、ヤクルトが阪神に1―7で敗れたため、中日が5月30日以来、129日ぶりに首位に浮上した。中日は「落合チルドレン」の荒木雅博内野手(34)の2安打3打点の活躍で、9月以降で3度目の5連勝。ヤクルトに最大10ゲーム差を付けられていたが、レギュラーシーズン残り13試合で首位に立った。
【試合結果】

 奪首に成功したというのに、わずか2秒のスピード会見。「何も言うことなし。いい仕事をしてる」。それが落合監督ならではのナインへの最大級の賛辞だった。

 打の立役者は荒木だ。2回に初対戦の福井の制球難もあり、3四球で2死満塁。この好機でしっかり中前にはじき返し、2点を先行した。6回2死二塁でも適時打を放ち、この試合3打点。2安打とも最初のストライクを打つ積極性が光ったリードオフマンは「監督が代わることについては僕らは何も言えない。ただ、チーム全体の集中力が凄いので、自分もしっかりやりたいという気持ちが強い」と一体感を強調する。

 ≪最短10日にM4点灯≫中日が5月30日以来の首位返り咲きを果たした。8月3日の時点ではトップのヤクルトから10ゲーム差の4位。そこから33勝13敗5分け、勝率・717の高勝率で逆転した。10ゲーム差以上を挽回して首位に立つのは08年の巨人以来延べ13チーム目。中日では94年に10・5ゲーム差を逆転して以来2度目の逆転劇になった(最終2位)。このまま、優勝に結びつけると、58、63年西鉄、96、08年巨人、98年西武に次ぐ延べ6チーム目の2桁ゲーム差逆転Vとなるがどうか。なお、中日の最短マジック点灯日は10日。中日が巨人戦から10日のヤクルト戦まで4連勝。その間、ヤクルトが4連敗するとM4が出る。

続きを表示

この記事のフォト

2011年10月7日のニュース