落合監督「オレに聞くな 8年間、同じこと言わせるのか?」

[ 2011年10月2日 06:00 ]

<神・中>ソトに代わり緊急登板した伊藤が2勝目をマーク

セ・リーグ 中日4-3阪神

(10月1日 甲子園)
 浅尾の外角低めへのこん身のストレートに鳥谷はバットが出ない。“最強の武器は投手力”。中日は落合監督の持論を実証するような攻めの継投で最大のピンチをしのぎ、逃げ切り勝ちを飾った。

 「小林さんが0点でつないでくれたので、何とかゼロで続きたかった。四球でもいいつもりで思い切り投げました」

 4―3の7回無死満塁の一打逆転の大ピンチ。代打の桧山に対し、まず登板したのが左キラーの小林正だった。4球目の真っすぐで浅めの左飛に打ち取ると、勝負をかけてきた三塁走者・柴田を和田が完ぺきな送球で本塁タッチアウト。2死までこぎつけた。

 それでも二、三塁で左打者の鳥谷だったが、落合監督は小林正から右の浅尾にスイッチ。ここまでチームを支えてきた不動のセットアッパーに試合を託し、右腕も期待に応えた。

 「投手のことはオレに聞くな。8年間、同じこと言わせるのか?」

 いつも通り継投についてコメントしなかった指揮官だが、投手中心の守りの野球は就任以来8年間、貫いてきた真骨頂。横浜に敗れたヤクルトとのゲーム差を2とし、連覇へ望みをつないだ。

 ▼中日・伊藤(3回無死一塁からスクランブル登板で4回を3安打1失点で2勝目)回は早かったけど、あそこは自分だと思って肩をつくっていた。

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2011年10月2日のニュース