上原、完敗で出番なし「向こうに勢いがある」

[ 2011年10月2日 06:00 ]

レイズ戦の試合前セレモニーで紹介され、チームメートとハイタッチするレンジャーズ・上原

ア・リーグ地区シリーズ第1戦 レンジャーズ0―9レイズ

(9月30日 アーリントン)
 投打ともにレイズに圧倒され、最後までレンジャーズ・上原の出番はなかった。打線はハミルトンの2安打だけで零敗。エース左腕ウィルソンも3本塁打を浴びるなど5回8失点KOされた。

 ロン・ワシントン監督は「相手打線が振れていたし、ムーアを褒めるしかない。ただ、初戦をとられただけ」と振り返った。メジャー3年目で初のポストシーズン。ブルペンで完敗劇を見届けた上原は「勢いがあるんじゃないですか、向こうに」。レンジャーズは95年から始まった地区シリーズに5度目の出場だが、本拠地ではこれで7連敗。上原は試合前には建山とともに紹介され、東海大仰星時代の同級生とハイタッチしたが「セレモニーくらいじゃ、盛り上がらない」と表情を崩すことはなかった。

 ≪初戦黒星で突破は30%≫レンジャーズは、本拠地黒星スタート。地区シリーズが始まった95年以降で、ホームチームの黒星発進は昨季まで30度あるが、同シリーズ突破は30%の9チームしかない。さらに、第2戦も落として本拠地連敗スタートとなったケースは過去15チームで、突破は01年ヤンキース(対アスレチックス)の1度だけ。確率は約7%と追い込まれる。

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2011年10月2日のニュース