左翼席から転落死のファン遺族が始球式

[ 2011年10月2日 06:00 ]

7月7日の試合中に左翼席から誤って転落、死亡したストーンさんの遺児クーパー君が始球式を行う

ア・リーグ地区シリーズ第1戦 レンジャーズ0―9レイズ

(9月30日 アーリントン)
 レンジャーズ―レイズ戦の始球式を、7月7日の試合中に左翼席から誤って転落、死亡したファンの遺族が行った。

 同日のアスレチックス戦で、レンジャーズの左翼手ハミルトンがファンサービスでボールを観客席に投げ入れた際、捕球しようとした消防士のシャノン・ストーンさんが転落死。始球式では、当日に父と観戦していた6歳の遺児クーパー君の投球をハミルトンが受け、その後抱き合った2人に大歓声が降り注いだ。

 母・ジェニーさんは「息子にとって、つらいはずのこの球場への再訪を、一生のうちに一度しかないような経験に変えてくれた」と話した。

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2011年10月2日のニュース