ブラゼル怠慢走塁でコーチと衝突「アングリー！」

＜ヤ・神＞８回、投ゴロで全力疾走しなかったブラゼル（手前）を交代させる真弓監督

セ・リーグ 阪神４－７ヤクルト

（9月29日 神宮）
　阪神は３試合連続の逆転負けで４連敗。３位・巨人とは４ゲーム差のまま。真弓監督は「なかなかなあ…」と嘆いた。

　８回には、２死一、三塁で凡打したブラゼルの走塁をめぐり、ベンチでコーチ陣と一触即発。助っ人は、不服そうに頭の上で指をクルクル回しながらベンチ裏に消えた。伏線は６回。２死三塁からブラゼルが放った左前適時打は滞空時間が長かったため二塁も狙えたが、一塁止まり。右太腿裏痛を抱えるブラゼルにも言い分はあるが、コーチ陣は緩慢な走塁と捉えた。試合後も「アングリー（怒ってる）！」と収まらないブラゼル。木戸ヘッドコーチは「（６回は打球が落ちるまで）５、６秒かかってる。走れというのは当たり前」と切り捨てた。

　▼阪神・能見（同点の８回に逆転の二塁打を許し９敗目）何があるか分からないから、気持ちは出していったけど…。