オリV消滅…投壊に岡田監督「またズルズルいくよ」

[ 2011年9月30日 06:00 ]

パ・リーグ オリックス3-4ロッテ

(9月29日 京セラD)
 岡田監督は怒りのオーラを発散させていた。状況判断が的確にできているのか。指揮官は選手に問いかける意味で、あえて不吉な予言を吐いた。

 「あと何試合残ってんの? それが分からんピッチャーが2人もおるんやから勝てんわ。この時期、そんな選手がおるんやから、そら勝てん」

 3点を追う9回の反撃も1点届かず、連勝は5でストップ。数字上残していた優勝の可能性も完全に消えた。だが、負けたことが問題なのではない。怒りの源は負け方、点の取られ方だった。

 2人とは先発・西と守護神・岸田を指した。西は3回に今江の中犠飛で2点目を失った後、カスティーヨにストレートの四球。井口の適時二塁打で余分な3点目を失った。一番の逆鱗(げきりん)に触れたのは1―3の9回を任せた岸田だ。2死三塁で角中を2ストライクと追い込みながら、中前適時打を浴びた。

 「9回の1点よ。今頃そんなことしとったら、後ろ任されへんよ」と、残り試合の守護神はく奪すら示唆した。2点ビハインドで勝利の方程式の平野、岸田まで使った。防ぎに行って防げなかった失点が不満だった。

 4位・西武とのゲーム差は再び3に接近。今季は連勝と連敗を繰り返してもいる。「またズルズル負けるよ。1人でもおったら勝てん。そういうことや」。少しの油断も許さないという指揮官の“警鐘”を胸に、猛牛が負けられない戦いを続ける。

 ▼オリックス・西(今季ここまで3戦3勝だったロッテ相手に自己最短の2回2/3で降板。5安打3失点)申し訳ないということしかないです…。

 ▼オリックス・岸田 もっと神経使って投げないといけなかった。結果的にあの1点で負けた。

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2011年9月30日のニュース