松井、再契約交渉はWS終了まで凍結

[ 2011年9月30日 06:00 ]

<マリナーズ・アスレチックス>8回1死一塁、投ゴロ併殺に倒れた松井

ア・リーグ アスレチックス2―0マリナーズ

(9月28日 シアトル)
 アスレチックスが、松井秀喜外野手(37)との再契約交渉をワールドシリーズ終了後まで凍結することが28日(日本時間29日)分かった。ア軍の球団幹部は「後半戦の活躍、若手の手本となる姿勢は大変評価している。しかし全てはメジャーのシーズンが終わってから」と説明した。

 松井は今季打率・251、12本塁打、72打点。故障した06、08年を除き3部門で最低の成績に「ちょっと恥ずかしい」と話した。ア軍は200万ドル(約1億5400万円)台の1年契約を検討しているとみられるが、他の補強ポイントも見極める時間が必要と判断。加えて松井に他球団からオファーが届く可能性があるため、双方の立場を考慮してある程度の期間を設けたい考えだ。

 来季の日本開幕が決定しただけに、松井の存在は営業面でもプラス。ボブ・メルビン監督は「来年も一緒にやりたい。相手にイチロー、こちらに松井がいれば最高の形。完璧だ」と残留を熱望した。松井自身は「2試合のためだけに所属先を決めることはない」としながら「行くことがあればいいプレーを見せられるよう頑張りたい」とも話した。休養予定だった最終戦は、背筋痛のウィリンハムに代わり6回に代打で出場。2打数無安打に終わった。「(去就は)全くの白紙。考えないといけない時期が来たら考えていきたい」と話した松井は、しばし休養期間に入る。

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2011年9月30日のニュース