WBC主催者 回答期限の延期拒否!分配金権利剥奪も

[ 2011年9月26日 06:00 ]

 野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の主催者が、13年に予定される第3回大会の参加回答期限を延期しない方針を日本に伝えていることが25日、分かった。

 参加条件の改善を訴えている日本が回答期限(9月末日)までに参加を表明しない場合、分配金(09年の前回大会は総収益の13%)の権利も剥奪するという。

 日本野球機構(NPB)や12球団は日本プロ野球選手会と協調し、代表チームのスポンサー料とグッズ収入の権利がNPBに帰属されるよう要求。主催者から通告された回答期限の延期も同時に求めていたが、関係者によると「延期に応じる気配はない」という。選手会は権利の帰属を求める主張を変えていないため、ある球団幹部は「選手会と調整がつかないまま出場ありきで回答だけすることはできない」と説明。日本が参加を表明しないまま回答期限を迎える可能性は高く、9月末日以降の主催者側の対応が注目される。

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2011年9月26日のニュース