「自分を許せなかった」内川 前日の屈辱晴らす決勝打

[ 2011年9月25日 17:53 ]

9回、勝ち越し打を放った後に交代、ベンチで多村(左)とハイタッチするソフトバンク・内川

パ・リーグ ソフトバンク2―1楽天

(9月25日 Kスタ宮城)
 ソフトバンクの内川が汚名返上の決勝打。1―1の9回1死二塁、自らへの怒りをぶつけるように高めのシュートをはじき返した。試合を決める中前適時打に、内川は一塁上で両腕を突き上げた。

 前日は左翼線の打球を後逸し、ランニング本塁打にしていた。「自分を許せない部分があった。きょう頑張っても、昨日の分は返ってこないけれど、前を向いてやっていくしかない」。その気持ちが区切りの通算千試合出場に花を添えた。

 チームは両リーグ一番乗りでCS進出を決めた。歓喜の瞬間へ「気を引き締めて頑張っていくしかない」。内川のまなざしには荒々しさが戻っていた。

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