守乱でついに1・5差 小川監督「開き直れるかどうか」

[ 2011年9月25日 06:00 ]

セ・リーグ ヤクルト2-3中日

(9月24日 ナゴヤD)
 ヤクルトはまたしても外野の守備にほころびが出た。同点の9回。2死一、二塁で前進守備の飯原が谷繁の左前打に突っ込んだ。二塁走者・荒木の生還を阻止すべく本塁返球したが、ボールは二、三塁間で弾んだ。「うまく握れなかった」という返球が地をはいずる間に、5月21日楽天戦(Kスタ宮城)以来今季2度目のサヨナラ負けを喫した。

  首位攻防4連戦で3連敗。いずれも外野陣の小さなミスが敗因となった。初戦は武内の甘いチャージ、2戦目は青木が慎重に両手捕球した結果、ともに二塁走者の生還を許した。小川監督は「ノーバウンドで放るくらいじゃないと。守備の差が出ている」と嘆いた。

 一方、投手陣もこの4連敗中はいずれも四球から失点。荒木チーフ兼投手コーチは「9連勝の時も目立たなかったが出ていた」と振り返る。今月4日までの106試合では1試合平均2・64個だが、6日からの9連勝以降は平均3・06個。守りの野球に隙が出て、2位・中日に6月23日以来の1・5ゲーム差と迫られた。小川監督は「開き直って選手ができるかどうか」と正念場を見据えた。

 ≪セ4万5000号≫畠山(ヤ)が24日中日戦(ナゴヤドーム)の1回にソトから今季21号を放ち、セ・リーグ通算4万5000号を記録した。セ1号本塁打は岩本義行(松竹)が50年3月11日の中日戦で打っている。なおパ・リーグは通算4万4672本となっており4万5000号まであと328本。

 ▼ヤクルト・畠山(初回に先制21号2ラン。リーグ通算4万5000本目)自分らしい思い切りのいいスイングで振り抜けた。

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2011年9月25日のニュース