元巨人・中畑講師 宮城、福島の中学生を熱血指導

[ 2011年9月24日 06:00 ]

宮城、福島の中学生に熱血指導する中畑講師

 「家庭教師のトライ・スポニチ野球教室」が23日、宮城県黒川郡の七十七銀行富谷総合グラウンドで行われた。本紙評論家で元西武監督の東尾修校長をはじめ、元巨人の中畑清氏、元横浜の牛島和彦氏ら豪華講師陣4人が、宮城、福島の中学生24チーム202人を相手に約3時間、熱血指導した。

 東尾校長の「被災地の子供たちに元気と勇気を届けたい」との思いと東北福祉大出身の大塚講師、10月の都市対抗にも出場する地元・七十七銀行野球部の協力で実現した今回の東北教室。宮城県内をはじめ福島県からも平一中と小名浜一中の野球部員21人が参加した。普段から被災地を訪問し激励を続けている中畑講師は「苦しい時こそ“絶好調”と自らを奮い立たせてほしい」と大声を張り上げてのハッスル指導。仙台育英秀光中の佐藤聖也内野手(3年)は「生かされた僕たちが今できることは学業とスポーツに全力で取り組むこと。子供は子供なりに頑張りたい」と最後まで真剣なまなざしで指導を受けていた。

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2011年9月24日のニュース