コナミが日本Ｓ冠協賛社へ　今秋導入に向け最終調整

　プロ野球を統括する日本野球機構（ＮＰＢ）が今秋の日本シリーズの冠スポンサーとしてゲーム機器などを手がけるコナミと最終的な調整を進めていることが２１日、複数の関係者の話で分かった。１９５０年から始まった日本シリーズに冠スポンサーが付くのは初めてとなる。

　ＮＰＢは２０１０年９月期まで４期連続で赤字決算となるなど財政難に陥っている。ＮＰＢは０９年７月のオーナー会議で、プロ野球界最高峰のイベントである日本シリーズに冠スポンサーを導入することに理解を求め、了承を得ていた。コナミとの契約は複数年となる可能性があるという。

　コナミはＮＰＢのオフィシャルパートナー企業に名を連ねており、アジアの４カ国・地域のプロリーグの優勝チームが出場するアジアシリーズでは０５年から３年間、冠スポンサーを務めた実績がある。

　ことしの日本シリーズは１１月１２日に開幕する。