岡田監督あきれ顔「完封勝ち」のはずが8失点

[ 2011年9月15日 06:00 ]

<オ・楽>8回、勝ち越しを許しガックリベンチに戻る平野

パ・リーグ オリックス6-8楽天

(9月14日 ほっと神戸)
 防御率1点台の中継ぎエースが痛打を食らった。同点で迎えた8回2死二、三塁。オリックス3番手の平野がフォークを松井稼にはじき返された。猛牛ファンの悲鳴を切り裂く一打は左中間への2点二塁打。屈辱の逆転負けを喫し、岡田監督は投手陣の乱調にあきれ顔だった。

 「きょうは完封勝ち!注意してたら完封になる。それが8失点になるんやから。全部防げる点」

 先発した中山も自滅した。前回7日の楽天戦では9回1失点で完投勝利。しかし、この夜は別人だった。初回2死から安打と連続四球で満塁。続く牧田、中島に連打を浴びて3失点。なおも3回には2死から四球を献上した直後に牧田に被弾。結果的に6回8安打6失点で降板して自身の連勝も「4」で止まった。

 「大事な時期にこういう投球をしてしまい、本当に申し訳ないです」

 失点した4イニングのうち3イニングが2死から。指揮官の言葉通り、防げる失点が目立った。3位争いをする楽天との直接対決第2ラウンドは惜敗。連勝に失敗して一夜にして4位に転落した。ただ、星野楽天のゲーム差はわずか2毛。岡田オリックスには、次戦がある。

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2011年9月15日のニュース