内川2発でハム3連破!独走7差、9日にもM22点灯

[ 2011年9月8日 06:00 ]

<日・ソ>5回、左越えソロを放った内川

パ・リーグ ソフトバンク7-4日本ハム

(9月7日 札幌D)
 積極的なソフトバンク・内川らしい初球攻撃だった。わずか3球で3安打3打点。2位・日本ハムとの直接対決を3連勝で締めた立役者は当然のごとく、試合後のヒーローインタビューに招かれた。

 「初めて当たる投手。積極的にいこうと思っていた。初球からいかに振れる形で待つか、ということが大事なので」

 相手先発は初対決の大塚だった。試合前ミーティング。藤井打撃コーチの「積極的に初球から振っていこう」という指示をきっちり実践した。初回、2死から137キロ直球を左翼へ先制の9号ソロ。さらに3回無死一、二塁では中前適時打を放った。5回にも多田野の140キロ直球を左翼へ、自身2年ぶりの2桁本塁打となる10号ソロ。その全てが初球打ちだった。横浜時代の昨年7月11日の阪神戦(甲子園)以来となる1試合2本塁打にも「たまたまです」と謙虚な姿勢を崩さない。

 悩んでいた。右太腿裏の肉離れで戦線離脱する前は49試合で37打点も、復帰後は前日までの35試合で14打点。得点圏で凡退するケースが増えた。原点回帰の初球打ちで結果を残して「きょうを区切りにしてまた頑張りたい」と力を込めた。

 日本ハムとのゲーム差は今季最大の7。9日にも優勝マジック「22」が点灯する。「あさって(9日)から頑張らないと、ここで3つ勝った意味がない。気持ちを入れて頑張る」。横浜時代には縁のなかった歓喜の瞬間を前に、内川に慢心はない。

 ▼ソフトバンク・和田(6回3安打3失点で12勝目も反省)不用意な一球、意味のない四球で、流れを自分で(相手に)与えてしまった。

 ▼ソフトバンク・明石(9回に今季6安打のうち、実に4本目となる三塁打)抜けたら必ず(三塁へ)行こうと思ってますからね。

 ▼ソフトバンク・松田(3安打2打点)大事な試合で何とか結果を出せて良かった。

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