松井、ア軍と再契約の可能性…GM補佐「検討する」

[ 2011年9月8日 06:00 ]

<アスレチックス・ロイヤルズ>初回2死、中前打を放つ松井

ア・リーグ アスレチックス4―7ロイヤルズ

(9月6日 オークランド)
 アスレチックスのデービッド・フォーストGM補佐(33)が6日(日本時間7日)、今季で契約が切れ、FA(フリーエージェント)となる松井秀喜外野手(37)に対して、シーズン終了後に再契約のオファーを提示する用意があることを明らかにした。ア軍の球団幹部が松井の去就に言及したのは初めて。前半戦は打率・209と不振で一時は退団濃厚とみられていたが、後半戦の打棒復活でア軍残留の可能性が出てきた。

 選手個人について具体的な発言を避けてきたフォーストGM補佐が、初めて松井との再契約の可能性について言及した。

 「シーズン終了後に再契約を検討する。ヒデキは後半戦凄く活躍している。それは一つの判断材料として(編成)会議にも上がるだろう」

 04年から球界屈指の敏腕GMであるビリー・ビーン氏を補佐し、査定や交渉も行う同氏の言葉だけに重みがあった。

 メジャー9年目の今季。「(手術した)両膝は術後で一番いい状態」と、自身も期待して開幕を迎えた松井。しかし前半戦は打率・209と極度の不振からベンチを温める日々も多く、一時はシーズン途中の放出説も飛び出した。しかし、後半戦に入って47試合で打率・333は現在リーグ7位。34打点も同14位と安定した勝負強さを誇っている。

 ア軍と年俸425万ドル(約3億2700万円)の1年契約を結ぶ松井。シーズンは残り20試合。その去就への注目度は増すばかりだ。

続きを表示

この記事のフォト

2011年9月8日のニュース