吉国氏の通夜に250人…王会長「提言いただいた」

[ 2011年9月8日 06:00 ]

元プロ野球コミッショナー・吉国一郎氏の祭壇

 2日に肺炎のため死去した元プロ野球コミッショナーの吉国一郎氏(享年95)の通夜が7日夜、東京都品川区の桐ケ谷斎場でしめやかに営まれソフトバンク王貞治球団会長(71)、加藤良三コミッショナー(69)ら約250人が参列した。

 第9代コミッショナーとして歴代最長となる3期9年間在任。任期中はFA制度の創設やドラフト改革を行い、アマ球界との交流も進めた。世界少年野球推進財団(WCBF)の理事長も務める王会長は「野球界の代表としていろんな形で頑張られた。理事を務められたWCBFでも熱心に提言をいただいた。真摯(しんし)に相談にも乗ってもらった。もっとお話を伺っておけばよかったと思う」としのんだ。

 球界の国際化への道も開くなどして退任翌年の99年に異例の早さで野球殿堂入り。加藤コミッショナーは「功績の大きさを示している」と話した。8日は午前10時から葬儀・告別式が桐ケ谷斎場で営まれる。

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