中日が逃げ切り勝ち!山井 今季初勝利

[ 2011年9月7日 20:43 ]

巨人戦に先発した中日・山井

 中日が逃げ切り勝ち。1回に大島の適時三塁打などで2点を先取し、3回に森野の適時打で3―0とした。山井が6回途中までを2失点でしのぎ、今季初勝利。継投でリードを守った。

 中日は7日、ナゴヤDで巨人と対戦。中日は足首の故障から復帰した山井が5月21日以来の先発。和田、井端が先発メンバーから外れ、堂上兄弟がスタメンに名を連ねている。巨人の先発は小野。

 初回、中日は先頭の荒木が12試合連続安打となる右前打と小野の暴投で三進し、大島が中越え適時三塁打を放ち先制。「走者が三塁にいたので、最低でも外野フライという気持ちでいった」と大島。さらに、平田が四球で続くブランコが右犠飛を放ち加点した。

 さらに3回、大島が内野安打と犠打、ブランコの中飛で三塁へ進み森野の中前適時打で加点した。

 4回、巨人は藤村がこの日チーム初の安打となる内野安打で出塁、盗塁でニ進するも得点できず。だが5回、先頭の高橋由が左翼線二塁打、坂本が左前打の無死一、三塁で阿部が左前適時打を放ち1点を返した。亀井は右飛、小野の代打・谷は一ゴロで2死ニ、三塁とし、 藤村が中前適時打で1点差とした。なおも一、三塁も古城は空振り三振。

 その裏、巨人はアルバラデホをマウンドに送った。6回、巨人は長野が安打と盗塁でニ進し、坂本がストレートの四球の2死一、二塁となったところで、中日は山井から小林に投手交代。阿部を空振り三振に切って取った。

 8回、巨人は中日の浅尾を攻め、1死後先頭の長野が四球、ラミレスが左前打、高橋由も四球で1死満塁とした。しかし、坂本は遊ゴロで併殺となり、追加点は奪えず。

 その裏、中日も1死一、二塁としたが、堂上直が併殺打で無得点。9回のマウンドには3日に300セーブを達成した岩瀬が上った。1死から大村に四球も、無得点に抑えた。落合監督は「終わってみたら3―2。1点余分にあればそれで十分」と余裕を漂わせた。

 前日今季最少の2万3441人だった観衆は、この日は2万4663人。お立ち台で大島は「まだまだ優勝をあきらめていません。ドームにふどんどん来て応援してください」とファンの来場を呼び掛けていた。

 巨人は3位後退。

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