フィリーズ ビデオ判定の適用範囲逸脱と機構に提訴

[ 2011年9月6日 06:00 ]

<マーリンズ・フィリーズ>ペンスの打球を取ろうとしたペターセンのグラブがファンの伸ばした手と接触

ナ・リーグ フィリーズ4-5マーリンズ

(9月5日 マイアミ)
 フィリーズが4日のマーリンズ戦の判定を巡って大リーグ機構に提訴した。

 問題となったのは同点で迎えた6回のプレー。フ軍ペンスが放った右翼フェンス付近への飛球を捕ろうとした右翼手ペターセンのグラブが、ファンの伸ばした手と接触。最初はインプレーで二塁打とされたが、ビデオを見返した審判団は「観衆の妨害」と認定し、ペンスはアウトとなった。

 現行では、ビデオ判定は本塁打かどうかを判断するときだけに限られている。抗議を行い退場となったフ軍のチャーリー・マニエル監督は、ビデオ判定の適用範囲を逸脱して守備妨害の確認に利用されたと主張。一方、ジョー・ウエスト責任審判は「(フ軍から)本塁打の主張があってビデオ判定を行った。ビデオ判定はこのプレーに関する(一連の)事象に適用される」と反論した。試合は延長14回の末に、フ軍がサヨナラ負け。マニエル監督は「こっちからビデオ判定なんて求めてはいない。負けが取り消されるなら、ここ(マ軍本拠地)に戻ってくる」と訴えた。

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