日本ハム４連敗…６日ダルで流れ変える！

＜日・ソ＞試合前、梨田監督と話すダルビッシュ

パ・リーグ 日本ハム３－６ソフトバンク

（9月5日 札幌Ｄ）
　日本ハムのダルビッシュが、ソフトバンク退治に極限まで集中力を高めた。チームは２点リードの７回、今季４６試合目の登板となる榊原が３連打されると、４７試合目の左腕・宮西も本多に右前２点打され、逆転負け。今季３度目の４連敗で、最大タイの５ゲーム差に広がった。

　その逆風に向かうのが絶対エースだ。３１日のロッテ戦（ＱＶＣマリン）で２年ぶりに解禁したスプリットは、楽天・田中から「僕のと比べたらまだまだ」とジョークであしらわれたが、弟分の挑発にも「きょうは話すことはありません」と目前の一戦に集中。自身の公式ブログでは「絶対負けられない試合なので、皆でさらに力を合わせた全員野球で臨みたい。個人的には気持ちを入れて、自分を信じ、冷静に投げたいです」とつづった。

　８月１２日の同カード（札幌ドーム）では容赦なく内角を攻め、５安打１４奪三振完封。「試合前から投げたくないオーラが出ていた」という中継ぎ陣を救った。その時以上に完投が求められる試合。前々回登板から取り入れたワインドアップ投法で挑む。「エースで流れを変える？当然です」。梨田監督も右腕に命運を預けた。