“役者がそろった”中日貯金1!阪神と同率3位浮上

[ 2011年8月31日 21:10 ]

阪神に勝利し、ハイタッチで喜ぶチェン(21)ら中日ナイン

セ・リーグ 中日4-1阪神

(8月31日 ナゴヤD)
 中日が貯金1とし、49勝48敗として阪神と同率の3位浮上。0―1の2回1死一、二塁から谷繁の左前打で同点。4回に井端の適時打で勝ち越し、7回はブランコの適時打などで2点を加えた。チェンが7回1失点で6勝目。阪神は連勝が4で止まった。
【試合速報】

 中日―阪神は31日、ナゴヤDで行われ、先発投手は中日がチェン、阪神が能見。中日は30日に復帰のブランコがこの日も「4番・一塁」、和田が「5番・左翼」、井端が「8番・二塁」で名を連ねた。前日の30日には敗れはしたものの。「明日からスタートだと思えばいいじゃん。それなりのメンバーも帰ってきたんだから」と余裕の笑みを見せた落合監督。その“予言”通り、この日は井端、ブランコが打点をマーク。和田も三塁打を放つなど、中日が終盤に向けて調子を上げている。

 先手は阪神だった。初回、チェンの立ち上がりを攻め、平野、大和の連打に鳥谷の犠飛であっさり先制。だが、新井は投ゴロ併殺で追加点ならず。

 2回、中日はブランコが三塁内野安打、平田が左前打で1死一、二塁とし、谷繁の左前適時打で追いついた。

 4回、中日は先頭の和田がフェンス直撃の三塁打。平田は右飛も還れなかったが谷繁は四球、井端が右前に落ちるタイムリーを放ち勝ち越し。井端は「最初の打席で三振していたので、打てて良かった」と喜んだ。

 6回、阪神は1死後、大和が左中間への二塁打で出塁も、鳥谷が見逃しの三振、新井は一、二塁間へ鋭い当たりを放つが好守に阻まれ、3アウトチェンジ。

 7回、中日はチェンに代わった代打・小池が四球で出塁。荒木が送り、大島が左前打で1死一、三塁の好機。森野はニゴロで本塁封殺。だが、ブランコが左前適時打を放ち加点した。「チャンスだったのでコンパクトにセンター返しを心掛けた」と、狙い通りの打撃だった。和田は四球で満塁。ここで阪神は能見に代え、福原をマウンドに送った。だが、平田に対し四球で中日4点目!

 7回終了後のドアラのバック宙も決まった中日は、8回のマウンドに浅尾を送った。ここは3人ピシャリ。その裏、阪神は3番手・西村が登板し、こちらも3者凡退で9回へ。

 9回、中日は岩瀬が登板。先頭の鳥谷を中前打で出すが、併殺で切り抜けるなど、3人で抑え23S目。中日は阪神と並び、49勝48敗として貯金1。7回1失点で6勝目を挙げたチェンは「勝ててうれしい」と言いながらも、初回の失点やバントミスを反省「これからも1試合1試合勝っていって、その後で優勝を狙いたい」と語っていた。

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