二塁から一気にホームへ 中東、粘勝呼ぶ雨中の激走

[ 2011年8月31日 06:00 ]

<ヤ・広>10回2死二塁、林昌勇の暴投の間に二塁走者・中東が生還する

セ・リーグ 広島3―2ヤクルト

(8月30日 神宮)
 広島の「足のスペシャリスト」中東の雨中の激走が粘勝を呼び込んだ。延長10回2死二塁から二塁走者の4番・栗原の代走で出場。林昌勇の暴投で二塁から一気にホームを陥れた。

 「三塁ベースの手前で行けると思った。こういうことはめったにないので貢献できて良かったです」。果敢な走塁と見事なスライディングで決勝点をもたらせ、代走起用が的中した野村監督も「よく走ってくれた」。終盤の好継投もあってチームは8月の勝ち越しを決め、首位のヤクルトに4・5ゲーム差と迫って手応えを感じているようだった。

 ▼広島・緒方守備走塁コーチ(三塁コーチャー)中東が暴投に対して準備していいスタートを切ってくれた。本塁突入させたのはギャンブルだったけど、そのための中東の代走起用だから。

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2011年8月31日のニュース