劇的!延長11回逆転サヨナラ 中京12年ぶりV5

[ 2011年8月30日 06:00 ]

第56回全国高校軟式野球選手権決勝 中京2―1作新学院

(8月29日 明石)
 第56回全国高校軟式野球選手権最終日は29日、兵庫県の明石球場で決勝を行い、中京(岐阜)が作新学院(栃木)に延長11回、2―1で逆転サヨナラ勝ちして12年ぶり5度目の優勝を果たした。延長11回に1点を先制されたが、その裏の2死一、二塁から山内広樹外野手(3年)が中越えに2点二塁打。準々決勝で完全試合を達成した中京のエース下田巧(3年)は5安打完投した。

 中京は劣勢をはねのけて12年ぶりの頂点に立った。均衡が破れて1点を追う延長11回裏2死から四球と安打で一、二塁。4番・山内が中越えに劇的な逆転サヨナラ打を放った。目を真っ赤にした主砲は「夢みたい。信じられない。チームに迷惑をかけていたので本当にうれしい」と笑みを浮かべた。過去2度決勝で敗れていた作新学院を下しての優勝に「先輩たちの思いを含め、日本一になるために練習してきた」と、ヒーローはチームの思いを代弁した。

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2011年8月30日のニュース