メジャーでは6位タイ イチロー 145キロ完璧なスイング

[ 2011年8月23日 09:50 ]

初回、先頭打者本塁打を放ったイチロー

 マリナーズのイチローが一回に放ったライナーは、快音とともに右翼席に飛び込んだ。プレーボールから4球目、右腕カルモナの甘く入った90マイル(約145キロ)を完璧なスイングで運んだ。

 日米通算43本目の先頭打者弾。福本の持つプロ野球記録に追い付いた。阪急(現オリックス)の黄金時代を支えたうちの一人で、日本球界を代表するリードオフマンだった福本は、オリックスでプロデビューを飾った背番号51にとっては大先輩でもある。

 ゆっくりとダイヤモンドを回るころ、記者席ではメジャー通算35本目の先頭打者ホームランで、史上6位タイとなったことが告げられた。並んだのはボビー・ボンズ。イチローが大リーグデビューした2001年、73発でシーズン最多本塁打記録を塗り替えたバリー・ボンズの父親だ。

 そうそうたるメンバーとともに、この部門の上位にも名を連ねている。(共同)

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2011年8月23日のニュース